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循 環 について |
肺で酸素を取り入れてから、血液は心臓を出て全身の各組織を循環して、酸素や栄養物を各組織に与え、再び心臓に戻って二酸化炭素や老廃物としての乳酸やアンモニアなどを肝臓に戻します。二酸化炭素は肺で吐きだされ、酸素と交換されます。
体のすみずみまで酸素と栄養分を送るためには、サラサラの血液を保つことが重要です。
食事が肉に偏ったり、動物性脂肪を摂り過ぎると血液が粘っこくなり、赤血球が互いに凝集し合い、血液の流れが悪くなります。
また、赤血球の変形する能力が低下(ATPの産生低下)しても、狭い毛細血管を通過できなくなり、血液の流れが滞ってしまいます。→2・3-DPGの生成が増えると赤血球の変形能は高まります。
(1)血液の流れが良くなる条件:
@赤血球の変形する能力がしっかりしていること。
A血小板が必要以上に固まらないこと。
B血中の脂質が増えすぎないこと。
C血管の内皮細胞が酸化されないこと。
(2)体液の循環改善:
毛細血管の動脈と静脈との交じり合った部分の血管外の体液循環の改善が重要です。
自律神経の副交感神経が優位に立つと、リンパ球(免疫細胞)が活発になり、がんと闘いやすくなりいつも緊張していると免疫は弱くなります。
通常、からだの細胞は一定のサイクルで入れ替わっていますが、がん細胞はいつまでも生き残り、入れ替わらないところに問題があります。がん細胞が自然に消滅してくれればいいのです。
がんの発生要因の一つはフリーラジカルにより遺伝子に傷をつけられ、別な細胞ができることから始まります。
また、体内のフリーラジカルが増えると活性酸素が増え、マクロファージの働きも鈍化します。
がん発生の要因をまとめると以下の通りです。
(1)癌発生の内因:
・フリーラジカルにより遺伝子が傷つきやすい。
・がん細胞もアポトーシスのシステムを持っているが働いていない状態。
・免疫機能が低下していると、発生したがん細胞を消滅できない。
・食生活の変化による影響よる新陳代謝の低下。
・血液の循環が低下していると組織の修復が遅い。
(2)癌発生の外因:環境因子
紫外線・X線・電磁波・食事や環境汚染、ウィルスなど
その他:化学物質、喫煙など
「血液の流れが悪いところに癌はできやすい。」
発がん予防策手や足が冷たい方・体温が低めの方は、これの改善に心がけてください。
血液の成分が有効に働けないため、がんと戦える環境としては弱い状態です。
副交感神経を刺激し、交感神経の緊張を抑えると、血流が良くなり、活性酸素の産生にブレーキがかかり、リンパ球が増加して免疫力が高まります。
新陳代謝を向上し、血流を改善すれば免疫細胞を活発にしてがん細胞と闘うとともに、がん細胞ができにくくします。
毛細血管壁が破れるとがん細胞は血液を通して移動します。つまり、毛細血管壁を丈夫にして、がん細胞の移動(転移)を防ぎます。
がん細胞の成長が早いと、悪液質が増え、正常な細胞に栄養がゆきわたらず体が衰弱します。そのため免疫を刺激しても、免疫細胞は元気になれないのです。
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