● 卵胞期
脳の視床下部から下垂体から2種類のホルモンが分泌されます。卵胞刺激ホルモンは、卵巣の中の卵胞を発育し成熟させます。成熟する卵胞は、数万個のうちの、5〜6個です。成熟した卵胞から、卵胞ホルモンを分泌させる子宮内膜を増殖し、受精卵が着床しやすくしていきます。
● 排卵期
卵胞が十分成熟して直径20mm程になると、卵胞刺激ホルモンの分泌は抑えられ、同時に黄体化ホルモンが分泌されます。この黄体化ホルモンの刺激によって、成熟した卵胞のうちの1個から卵子が飛び出してきます。 これを排卵といいます。
排卵の前になると卵管はゆっくりと卵巣に近づきます。卵巣の先端にある卵管采が飛び出してきた卵子を取り込みます。
● 黄体期
卵子が飛び出し空になった卵胞は、黄体という組織になり黄体ホルモンを分泌します。この黄体ホルモンの作用によって、血液と養分が子宮に送られ子宮内膜の状態が変化していきます。卵管の太いところで卵子と精子が出会い受精卵となり、子宮内膜に着床すると妊娠ということになります。
● 月経期
妊娠しなかった場合は、黄体の働きが衰えて黄体ホルモンも分泌されなくなり、不要になった子宮内膜がはがれて血液といっしょに体外へ排出されます。これが、生理です。月経の情報が脳の視床下部に伝わり、同時に卵胞期がスタートします。
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