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不育症


自然に妊娠することができるのに、胎児が育たずに流産や早産になってしまう病気

漢方と不育症

☆不妊症と異なり、妊娠はするが流産を繰り返したり、子宮内胎児死亡を起こしたりして、健康な生児に恵まれない状態を不育症といいます。

☆多くは初期流産を繰り返す反復流産や習慣流産をさします。
自然流産の頻度は約15%で、その原因の60%以上は、胎児側の染色体異常の自然淘汰です。

☆しかし、流産が繰り返し起こる場合は、何か流産を起こしやすい原因があるか検査する必要があります。妊娠初期流産を繰り返したり、妊娠中期以降の胎児死亡が一度でもあれば不育症の検査を受けることをお勧めします。

☆一般的検査
  感染症検査 (クラミジアPCR・子宮頚部腔内培養血算・CRP)
内分泌検査(下垂体機能=プロラクチン・黄体機能=高温期中間黄体ホルモン・糖尿病検査・甲状腺機能)
  子宮内腔形態異常  夫婦染色体検査
  免疫学的検査=抗リン脂質抗体、抗核抗体・抗DNA抗体など
  血液凝固系検査=血小板数・MPVなど

☆不育症の中での最近の話題は抗リン脂質抗体症候群です。
抗リン脂質抗体という自己抗体が体の中にできると血栓症や流産が引き起こされるというもので、最近非常に注目されています。

☆抗リン脂質抗体症候群は、血液中に抗リン脂質抗体という自己抗体が証明され、習慣性に(2回以上)流産を起こしたり、動脈や静脈の中で血の固まりが出来る血栓症を起こしたり、血液検査上で血小板が減少する、というような症状や所見をきたす疾患です。

血管内で容易に血栓が形成されないようにリン脂質依存性凝固反応を抑制している物質を抗体が阻害すると考えられています。


☆漢方では気虚、血虚、お血をはじめ、東洋医学独特の物差しがあります。その物差しで問診して処方が決定されます。

☆☆不育症と診断を受けて、バイアスピリンの服用とヘパリン自己注をしながら漢方薬の治療も併用されて無事出産された方がおられます。出産時の出血量が思ったほど多くなかったので、ほっとした症例です。

★プロテインS活性、プロテインC、第XII因子は血液凝固系の因子であり、いずれも減少すると血栓ができやすくなり、胎盤のもとになる絨毛の増殖を阻害しやすいと考えられています。

名古屋市立大学 婦人科によると「プロテインC、プロテインS、アンチトロンビン、凝固第XII因子の低下と反復初期流産の関係を調べてみました。反復流産患者536人についてそれぞれの因子を調べ、各因子の低下した例と正常例についてその後の妊娠帰結を比較したところ、プロテインC、プロテインS、アンチトロンビンについては低下症例も正常例もその後の流産率に差を認めませんでした。

プロテイン低下が反復初期流産の原因となるかどうかはさらなる研究が必要です。」と結論付けています。名古屋市立大学 婦人科ホームページから引用

★胎児の染色体異常は、通常の妊娠においても10%程度の確率で発生するため、偶発的に胎児の染色体異常が重なってしまうことがあります。

★赤ちゃんを、母体にとって異物ではなく、きちんと認識することが妊娠の維持には重要です。
NK細胞や補体、リンパ球などの免疫因子の活性が高い場合、不育症となることがあります。

日本産婦人科・新生児血液学会のホームページへ










     


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